渡島局　家庭教育サポート企業　２者と協定　管内２２１者　地域への愛着育む取組充実

（道・道教委 2023-05-29付）

　【函館発】渡島教育局は２３日、山田総合設計㈱（函館）で、同社と縄文ＤＯＨＮＡＮプロジェクトの２者と道家庭教育サポート企業等制度に係る協定を締結した。山下幹雄局長が山田俊幸社長と山田かおり代表と協定書を交わし、地域への愛着を育む教育の充実に向けて連携深化を誓い合った。管内の締結企業等は２２１者目。

　制度は、家庭教育を支援するための職場環境整備に取り組む企業等が、道教委と協定を締結することで、道内における家庭教育の一層の推進を図ることが目的。

　函館市の市民団体・縄文ＤＯＨＮＡＮプロジェクトの山田代表は、同社地域ソリューション部の課長代理も務める。本年度は社内の協力と団体の活動を通して、渡島管内の小学１年生約２０００人に国宝「中宮土偶」をキャラクター化した「カックー」のクリアファイルを製作し、無料で配布。地域の子どもたちが縄文文化に親しめる活動を積極的に進めてきた。

　当日は、山下局長と舛田暁史社会教育指導班社会教育主事が同社を訪問し、締結式を挙行。両者とも、学校行事への参加促進や「道民家庭の日」等の普及に関する取組などについて理解を深めた上で、協定書を取り交わした。

　山田社長と山田代表は、地域への愛着心を育む教育やこれまで取り組んできた職業体験の拡充について言及。地域を支える活動に向けて意欲を示した。

　山下局長は、同社および団体がこれまで取り組んできた教育活動への支援に謝意を示した上で「地域を知る体験や活動はまさに重要。道教委としても協力して取り組んでいきたい」と話した。

(道・道教委 2023-05-29付)