札幌市教委　相談支援パートナー事業　４年度小中２１０１人　小学校モデル校拡大で７４１人増

（札幌市 2023-06-01付）

　札幌市教委は、相談支援パートナー事業で支援した児童生徒数をまとめた。４年度は小・中学校を合わせて２１０１人。小学校の活用モデル校を拡大したことで前年度比７４１人の大幅な増となった。

　市教委は、平成２４年度から実施している心のサポーターモデル事業などで退職教員や地域人材を活用した不登校支援を推進。２７年度からは相談支援パートナー事業として、児童生徒一人ひとりの状況に応じたきめ細かな支援を行う相談支援パートナーを全ての中学校・中等教育学校および小学校の活用モデル校に配置している。

　また、相談支援パートナーの指導助言および配置校での不登校児童等に対する支援を行う相談支援リーダーを小学校８校に配置し、子どもの不登校状況の改善に資する取組を展開している。

　４年度は、小学校の活用モデル校を３年度の６０校から１００校に拡大。これによって支援した児童生徒数は２１０１人と、前年度と比べ大幅に増加した。内訳は小学校が６６７人、中学校が１４３４人となっている。

　市教委は「一人ひとりに寄り添った支援をしていければ」としている。

(札幌市 2023-06-01付)