道教委　不登校支援など充実へ　ＳＳＷ　オンライン相談開始　７～９月　１４管内で実施へ

（道・道教委 2023-06-15付）

　道教委は本年度、スクールソーシャルワーカー（ＳＳＷ）によるオンライン相談会を開始する。道立学校やＳＳＷ未配置の市町村教委・学校を対象に、不登校児童生徒への支援や道教委が任用する道ＳＳＷの派遣に関する相談に応じる。実施期間は７～９月の期間で、各教育局で実施日を決定する。

　いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待などの背景には、児童生徒の心理的な課題のほか、家庭環境をはじめ様々な環境の要因がある。道教委は平成２０年度からＳＳＷ活用事業を開始し、福祉に関する専門的な資格を有するＳＳＷを配置。「児童生徒の環境やニーズ把握」「支援計画の立案・実行」「校内におけるチーム体制の構築」「関係機関等とのネットワークの構築・連携・調整」などを担い、問題解決に向けた取組を進めている。

　ＳＳＷによるオンライン相談会は、道立学校やＳＳＷ未配置の市町村教委・学校への道ＳＳＷの円滑な派遣につなげるとともに、ＳＳＷ活用事業の実施市町村拡充を図ることが目的。

　相談内容は①不登校児童生徒支援②道ＳＳＷの派遣検討③その他対応に苦慮しているケース―。道立学校とＳＳＷ未配置の市町村教委・学校が対象で児童生徒や保護者は対象外となる。

　７～９月の期間、各管内で１日を設定。１つの案件について１時間の相談を目安とし、合計４時間を上限とする。

(道・道教委 2023-06-15付)