道教委 5年度地域連携校・協力 地域連携校 天塩、弟子屈追加 全29組で学校間連携(道・道教委 2023-06-14付)
道教委は、5年度地域連携校・地域連携協力校を決定した。地域連携校に留萌管内の天塩高校と釧路管内の弟子屈高校を新たに指定。協力校と連携し、出前授業や、他校の生徒との遠隔交流などを進め、教育課程の充実および教育環境の整備を推進する。
道では、地域の教育機能の維持向上の観点や高校が地域で果たしている役割等を踏まえ、高校第1学年1学級のうち、地理的状況等から再編が困難で、地元からの進学率が高い高校を地域連携校に位置付けている。地域の教育資源を積極的に活用した教育活動を推進するほか、道高校遠隔授業配信センターからの遠隔授業の配信などで教育課程の充実を図っている。
また、地域連携協力校や他の連携校と連携した教育活動などによって、他校の生徒と交流する機会を確保し、協働的な学びの実現を図るなど、教育環境の充実を進めている。
連携校・協力校間における連携は①授業に関する連携②授業以外の連携③連携委員会―の3点。
授業に関する連携では、ウェブ会議システムを活用し、同時双方向、連携校と協力校で一斉に行う「合同授業型の遠隔授業」や、スキー学習など、特定の時期に協力校の教員を連携校に派遣するチーム・ティーチングを展開する。
授業以外の連携では、生徒会の交流や合同の部活動、教員の研修等を実施。
連携委員会では、連携の内容や進め方、成果や課題のまとめについて協議する両校の代表による連携委員会を設置する。
授業に関する連携は、両校間の距離等、各学校の実情に応じて、実施することとしている。
4年度は27組が連携。地域連携校の教育環境の充実のため、12組の学校で出張授業を実施し、生徒間や教職員間の交流など全ての連携校・協力校で連携した。
5年度は、地域連携校に留萌管内の天塩高と釧路管内の弟子屈高を追加した。天塩高の協力校には留萌高校、弟子屈高の協力校には釧路江南高校を指定し、全29組で取組を進める。
道教委 地域連携校・連携協力校
道教委の地域連携校、地域連携協力校はつぎのとおり。
▼空知
▽夕張―岩見沢東▽月形―岩見沢東
▼後志
▽蘭越―倶知安▽寿都―岩内
▼胆振
▽虻田―伊達開来▽厚真―苫小牧東▽穂別―苫小牧西
▼日高
▽平取―静内
▼渡島
▽福島商業―函館商業▽南茅部―函館中部
▽長万部―八雲▽松前―函館西
▼檜山
▽上ノ国―江差
▼上川
▽下川商業―士別翔雲▽美深―名寄
▼留萌
▽苫前商業―留萌▽天塩―留萌(新規)
▼宗谷
▽豊富―稚内
▼オホーツク
▽常呂―北見北斗▽津別―美幌
▽佐呂間―北見柏陽▽清里―網走南ヶ丘
▽興部―紋別▽雄武―紋別
▼十勝
▽本別―帯広柏葉
▼釧路
▽阿寒―釧路湖陵
▽弟子屈―釧路江南(新規)
▼根室
▽羅臼―中標津▽標津―中標津
(道・道教委 2023-06-14付)
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