SDGsプロジェクトキックオフ 周りの意識変えていこう 留萌局 探究学習推進へ(道・道教委 2023-06-16付)
【留萌発】留萌教育局は7日、オンラインでSDGs・ゼロカーボンプロジェクトキックオフイベントを開催した。留萌局職員や管内高校6校の生徒ら約30人が参加。探究学習の推進に向けて活動のスケジュールや各校の取組内容を確認した。
取組は、各学校の生徒が地域の特色に応じた探究テーマで取り組み、その成果を自信を持って自分事として提言・発表することで地域住民の行動変容の推進などを目指すことが目的。また、総合的な探究の時間など各校教員の指導のもと、探究学習を深めることで生徒の探究力、教員の指導力向上を図ることも目指している。
前年度は留萌高校の生徒がワークショップやフィールドワークなどを通じて探究学習を実施。本年度は対象を管内の高校に拡大して実施することとした。
川村秀明局長があいさつ。同プロジェクトの趣旨などに触れ「プロジェクトを通じて、探究の楽しさを知ってもらうとともに、ゼロカーボン実現に向けて周りのみんなの意識を変えていこう」と呼びかけた。
続いて、髙井央高校教育指導班主査が北海道大学でのプレワークショップや留萌管内・近郊を想定したフィールドワーク、道などが主催のSDGs×北海道セミナーでの発表を通した全道への発信など同プロジェクトの活動内容や主な取組、年間スケジュールなどを説明した。
また、6校の生徒があいさつ。環境から考えるSDGs活動や海鳥を守る環境保全活動などそれぞれの探究内容について交流したほか「グループで力を合わせて頑張りたい」「管内唯一の農業高校として頑張りたい」「皆さんとの交流を通してたくさん知識を得たい」などと意気込みを述べた。
まとめ・助言では北海道大学サスティナビリティ推進機構SDGs事業推進本部の加藤悟教授が前年度の留萌高生の発表の素晴らしさに触れたほか、情報の集め方として「本を読む」「人に聞く」「現地に行く」の3点を提示。「情報を仕入れることが基本。自分たちのテーマに合わせて取り組むことを意識してほしい」と呼びかけた。
(道・道教委 2023-06-16付)
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