課題研究ポスターセッション　英語で取組の成果披露　札幌開成中等　ＩＰコース

（札幌市 2023-06-23付）

札幌開成中等ポスターセッション

　市立札幌開成中等教育学校（宮田佳幸校長）は７日、同校で英語による「課題研究」ポスターセッションを開催した。ＩＰコースの６年生１３７人が、グループごとに取り組んできた研究の成果などを英語で披露した。

　同校は、平成２４年度から文部科学省・スーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ）の指定を受け、令和４年度からはⅢ期目に取り組んでいる。国際バカロレア（ＩＢ）に基づく６年間一貫の課題探究的な教育プログラムを実践しながら、科学的素養・コミュニケーション能力を身に付けた「自立した札幌人」の育成を目指した取組を進めている。

　ポスターセッションは、６年生対象の学校設定科目「コズモエッセイ」の一環。生徒たちがグループごとに昨年４月から取り組んできた研究や探究活動の成果をポスターにまとめ、英語で発表した。

　北海道大学の学生や留学生、近隣校の教職員らが見守る中「水害時の家屋における被害とその解決策としての洗濯洗剤の開発」「植込み型左心室補助人工心臓設置後のドライブイン感染症予防に関するｉｎ　ｖｉｔｒｏ実験」など、３１グループがそれぞれ取り組んできた活動の成果などを披露した。

　発表した生徒たちは「アドリブ力や、６年間の学習で身に付けた英語力を発揮できた」「ポスターセッションは大勢の前で発表するのとは違い、聞いている人から直接リアクションをもらえるのがうれしい」などと感想を述べた。

　今後は、今回発表した研究内容について、英語で論文をまとめる予定。

(札幌市 2023-06-23付)