専門性向上へ新たに特支研修　７月１９日に初開催　講師は文科省・生方企画官　道教委

（道・道教委 2023-06-27付）

管理職特別支援教育研修会２次元バーコード（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、本年度から新たに管理職のための特別支援教育に関する研修会を実施する。初回は７月１９日に道庁別館１階大会議室を会場に、対面・オンラインのハイブリッドで開催。国の「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」で中心的な役割を担ってきた文部科学省初等中等教育局特別支援教育課の生方裕企画官を講師に迎え、障がいのある児童生徒への支援の在り方等を学ぶ。

　ことし３月に出された「通常の学級に在籍する障害のある児童生徒への支援の在り方に関する検討会議」の報告では、管理職の特別支援教育に関する専門性について、自らの特別支援教育に関する理解と認識を深めるとともに、リーダーシップを発揮し、全教職員で組織的に対応する校内支援体制を確立すること、その中心となる校内委員会の機能強化を図ることなどが求められている。

　道教委は、ことし３月に９年度までを計画期間とする新たな「特別支援教育に関する基本方針」を策定。教員の特別支援教育に関する専門性の向上を施策の一つとして位置付け、取組を推進している。

　本年度は、特別支援教育に携わった経験がない管理職が一定数いることを踏まえ、管理職をはじめとする全ての教員の専門性向上を図ることを取組の重点に据えている。

　これらを踏まえ、本年度から新たに管理職のための特別支援教育に関する研修会を実施。国が示す障がいのある児童生徒への支援の在り方について理解を深めるとともに、市町村教委および学校管理職の役割を明確化し、今後の学校経営等の充実を図る。

　初回は７月１９日午前９時５０分から開始。文科省初等中等教育局特別支援教育課の生方企画官が「特別支援教育の充実について」と題して講演する。

　対面・オンラインのハイブリッドで開催。会場は道庁別館１階大会議室で、定員は８０人（オンラインは制限なし）。

　申し込みは、２次元バーコードから。締め切りは７月７日。

(道・道教委 2023-06-27付)