5年度道学校給食功績者表彰 帯広緑園中 宇都宮氏ら6人 表彰式は7月28日研究大会で(道・道教委 2023-06-23付)
道教委と道学校給食会は5年度道学校給食功績者表彰の受賞者を決定した。帯広市立緑園中学校の宇都宮美和子栄養教諭ら6人が受賞。表彰式は7月28日、釧路市生涯学習センターまなぼっと幣舞で開催する第64回道学校給食研究大会で執り行う予定。
表彰は、昭和56年度から実施しているもの。学校給食の普及・充実、学校における食育の推進に特に功績のあった者を表彰し、学校給食の発展・充実に資することをねらっている。
本年度の道学校給食功績者および功績概要はつぎのとおり(所属・職名は4月1日現在)。=敬称略=
▼宇都宮美和子(帯広市緑園中栄養教諭)
35年の長きにわたり、学校栄養職員および栄養教諭として従事している。地域生産者や地域有識者等と連携し、地場産物を活用したふるさと給食の新メニューの開発や献立開発者と生徒との「給食交流会」を実施するなど、地域食材への理解を深めるための食育の推進に尽力している。
また、道学校給食研究大会では、発表者を務めるとともに、文部科学省事業「つながる食育推進事業」における「食育講演会」のパネリストのほか、帯広市つながる食育推進委員会の委員を務めるなど、その功績は顕著である。
▼小川ゆかり(紋別養護栄養教諭)
26年の長きにわたり、学校栄養職員および栄養教諭として従事している。
北海道の郷土料理やご当地料理を取り入れた献立の充実を図るとともに、地域において「衛生管理講習会」を開催するなど、調理場の安全・衛生管理を徹底し、安全・安心な学校給食の実施に尽力している。
また、道特別支援学校栄養教諭研究協議会道北支部の役員として、給食の振興に尽力するとともに、道学校給食研究大会の発表者を務めるなど、その功績は顕著である。
▼金澤真優美(札幌市北白石小調理員)
24年の長きにわたり、学校給食の調理員として従事している。
調理員の指導的役割である「調理主任」を平成29年から務め、衛生的な作業方法や札幌市学校給食共通献立の改善に尽力し、学校給食の安全性の向上、効率的な調理作業の確立に貢献している。
また、新規学校調理員研修の講師を務め、学校給食における調理作業、衛生管理、施設管理等について指導するなど、その功績は顕著である。
▼田中あゆみ(札幌市手稲東小栄養教諭)
30年の長きにわたり、学校栄養職員および栄養教諭として従事している。
札幌市内2校のドライシステム給食施設を備えた新設校における学校給食の立ち上げに従事し、その実践をもとに、新採用栄養士研修の講師として大量調理や衛生管理について講義するなど、栄養士の資質向上に尽力している。
また、道学校栄養士協議会の副会長および幹事として全道の栄養教諭・学校栄養職員を対象とした研修会の運営に長年にわたり携わるなど、全道の栄養教諭等の資質向上に貢献しており、その功績は顕著である。
▼谷村真美(白老町萩野小栄養教諭)
21年の長きにわたり、学校栄養職員および栄養教諭として従事している。
調理員と連携し、新たな食材の使用や伝統的な料理方法を研究するほか、地域の生産者や食品業者と協働し、地元食材を使用した献立を作成するなど、献立の充実や食育の推進に尽力している。
また「しらおい食育防災センター」を有効活用し、食育と関連付けた探検ツアーを開催するなど、地域に食や防災について発信し、教職員へ食育に関する支援を行うほか、道学校給食コンクールでは発表者となり、優れた献立づくりで最優秀賞を受賞しており、その功績は顕著である。
▼永井眞紀子(小平共同調理場調理員)
21年の長きにわたり、学校給食の調理員として従事している。
同僚職員と協調し、学校給食の衛生管理の徹底を図るとともに、共同調理場における調理作業の責任者として調理場の中心的な役割を果たし、調理作業の効率化や、地元食材を活用した安全・安心でおいしい献立の充実に尽力している。
また、道学校給食コンクールでは、同共同調理場の発表者を務め、優れた献立づくりで優秀賞を受賞するなど、本道の給食振興に貢献しており、その功績は顕著である。
(道・道教委 2023-06-23付)
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