鈴木知事が道政執行方針説明 子ども応援社会実現へ 経済負担軽減や文化交流促進(道・道教委 2023-06-23付)
鈴木知事は3つの視点で政策展開方針を示した
道の鈴木直道知事は22日の2定道議会開会に当たり、道政執行方針を説明した。北海道の確かな未来に向けて「暮らしを守る」などの3つの視点で政策を展開していく考えを表明。国や市町村などと連携しながら子ども応援社会の実現に向けて、経済負担の軽減やサポート体制の充実、北海道遺産・日本遺産など、多様な文化との交流促進などに取り組む姿勢を示した。
鈴木知事は、道政に臨む基本姿勢「本道を取り巻く環境の変化」「本道が日本の発展をけん引」「本道のポテンシャルの発揮」「道内の英知の結集」のもと、北海道の確かな未来に向け①暮らしを守る②未来を創る③地域と進める―の3つの視点で政策を展開していく方針を示した。
①では、これからの北海道を見据え、将来を担う世代、子どもたちを社会全体で支えていく重要性を提唱。国や市町村など、あらゆる人々と連携を図りながら子ども応援社会の実現に向け、関連施策を総動員し、経済負担の軽減やサポート体制の充実などに取り組む。
また、妊婦や子ども連れの人を優先するファスト・トラックや、子育て世帯の運営住宅の優先入居などの取組を率先して進める意向を示した。
②では、ウポポイの誘客をはじめ、アイヌ文化の理解促進に取り組んでいく考えを表明。これに加え、縄文世界遺産の拠点機能の実現に向けた取組を進め、北海道遺産や日本遺産など、本道の歴史、文化を守りながら多様な文化との交流促進などに未来志向で取り組む姿勢を打ち出した。
道立近代美術館をはじめとする知事公館エリアについては、文化や芸術などの発信拠点の整備に向けた活用構想を策定する考えを表明。
冬季オリンピック・パラリンピックなどの国際的な競技大会に向け、どさんこアスリートの育成強化や、パラスポーツの振興を図るとともに、北海道スポーツみらい会議を中心に誰もがスポーツに親しむことができる環境づくりを進める。
③では、令和元年に立ち上げた「ほっかいどう応援団会議」に触れ「これまで培ってきたネットワークをより一層拡大し、地域で活躍している地域おこし協力隊に対する支援を充実させ、応援団第2章として、地域の課題解決に向けたさらなる連携事業の創出を図る」との考えを示した。
(道・道教委 2023-06-23付)
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