校長室から―未来育む札幌の学校―　切磋琢磨し授業力アップ　札幌市立北小学校

（札幌市 2023-06-28付）

船着千世校長

▼わが校の強み

　朝、子どもたちを玄関前で迎えていると、こちらから声をかける前に子どもから「おはようございます！」と元気にあいさつをしてくれます。マスクを外した今は笑顔も見ることができ、朝からうれしい気持ちになります。退勤時、学校の向かい側にいた子が「あ、校長先生だ」とにこにこと手を振ってくれます。決まりだからではなく、真っすぐに心を開いて相手に接することのできる素直さが本校の子どもの良さであり、強みです。

▼児童の成長に向けて

　本年度の学校経営の重点を「期待と対話のある学校～未来につながるキラリを育む」としました。授業、行事など、どの教育活動においてもねらいを明確にし、子どもが意欲的に取り組めるよう工夫すること、そして、子どもたちに必要となる資質・能力を伸ばすことが大事だと考えています。

　そのため、本年度は校務分掌組織を子どもに育む知・徳・体の３つの柱に基づいて再編し、新たなスタートを切りました。

▼授業づくりの工夫

　オープン型教室のため、ワークスペースからいつでも授業の様子を見ることができます。若手教員が多く、ちょっとした時間に先輩の授業をのぞいて学ぼうとする姿を見かけます。また、ミドルリーダーの先生も若手教員の授業の様子に気を配り、アドバイスするなど、互いの授業力を磨き合っています。

　向上心を持ち、切磋琢磨し合う教職員集団であることは子どもへの指導の改善に大きなプラスとなっています。

▼校長としての喜び・楽しみ

　毎日教室を回り、授業の中で友達の話に耳を傾けながら意欲的に学ぶ子どもの姿や笑ったり、真剣に考えたりする姿との出会いが何よりの楽しみです。

　その様子を自分だけのものにするのはもったいなく、学校ホームページで毎日発信しています。子どもが「ママがスマホで見ているよ」と教えてくれたり、学校外の方から感想を届けていただいたりすることもあり、励みになっています。学校での出来事について家族で会話するきっかけとなれば…とも考え、今後も続けていきます。

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授業について語り合う教職員

(札幌市 2023-06-28付)