保育所等送迎バス置き去り防止装置 6月末21%設置見込み 札幌市 事故リスク低減へ 札
(札幌市 2023-06-30付)

 札幌市子ども未来局によると、保育所などの送迎用バスで、子どもの置き去りを防止するブザーやセンサーなどの安全装置の設置率は、5月15日時点で15・8%だったことが分かった。装置の入手に時間がかかるなどの要因がある。夏に熱中症による事故のリスクが高まることから装備を進め、6月末には21・1%になる見込み。

 送迎バスの安全装置は、昨年9月に静岡県牧之原市で送迎バスに置き去りにされた子どもが亡くなった事件を受けて、政府がことし4月から設置を義務化。1年間の経過措置を設けているが、熱中症のリスクが高まる夏に備えて6月末までの設置を促してきた。

 市によると、設置状況の調査は保育所や認定保育園など送迎バスを所有する60施設の170台に対して実施。

 5月15日時点で設置済みは27台だった。19台が6月末までに設置する予定だとした。設置が進まない理由として、装置の入手に時間がかかることなどが挙げられるという。

 こども家庭庁が27日に公表した全国の設置率は6月末時点で55・1%。同庁は夏休み期間を利用した設置促進に期待しており、同日、自治体を通じて各施設に早期の設置を求める通知を出した。

 設置ができない間には運転席に確認を促すチェックシートを備え付けるなどの代替措置の徹底を求めている。

(札幌市 2023-06-30付)

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