札幌平岸高 さまざまな取組紹介(札幌市 2023-06-29付)
市立札幌平岸高校(黒宮裕久校長)は6月、YOSAKOIソーラン祭りでの運営ボランティア、外部講師を招いた授業など、地域や関係機関と連携した様々な取組を展開している。
◆YOSAKOI会場運営に参加
10日に開かれた第32回YOSAKOIソーラン祭り澄川会場で有志の生徒がボランティアとして運営に参加した。
7~11日の5日間、市内各会場で開催されたYOSAKOIソーラン祭り。ことしは13年ぶりに澄川会場が復活し、澄川あじさい公園で様々なチームが演武を披露した。
同校は、澄川地区連合会および澄川第2町内会などによる実行委員会の呼びかけに応じ、ボランティアとして協力する生徒を募集したところ、有志の15人が集まった。
当日、生徒たちは会場MC、給水、待機場所でのチーム誘導などを担当。13年ぶりの開催となった会場を盛り上げようと、ステージに立つ踊り子たちをサポートした。
同校は「今後もこうした機会があれば協力し、地域に貢献していきたい」としている。
◆資産形成の授業 計画的な投資を
13日から3日間、SMBCコンシューマーファイナンス(株)から講師を招き、資産形成に関する授業を実施した。
同社が展開するPROMISE金融経済教育セミナーでは、学習指導要領の改訂に伴い4年度から資産運用に関する内容をメニューに追加。同校は、2年生家庭科の授業に位置付けて初めて実施した。
同社から、札幌お客様サービスプラザの比嘉紘敬主幹、浅見愛さんが来校し、資産運用の役割などについて解説。その後、資産形成を体験するゲームを展開した。
生徒たちは、社会情勢や企業の情報をもとに株価の動きを予想し、投資先を決定。より多くの所持金を得るため、グループで試行錯誤しながら取り組んだ。
最後に浅見さんは、投資を行う上でのポイントとして「長期・分散・積立」の重要性を示し、計画的な投資を呼びかけた。
◆家計管理の授業 収入の範囲内で
12日から4日間、北陸銀行による家計管理の授業を実施した。
3年生公民の一環として前年度から取り組んでいるもの。
北陸銀行豊平支店の上野主幸支店長が講師を務め、家計管理を体験するグループワークを展開した。
社会人2年目となる20代女性の例をもとに、住居費、水道光熱費、食費など1人暮らしにかかる費用を計算した。「将来の起業という目標があるので、教養娯楽費(ビジネススクール代)は残したい」「被服費は最低限にしても良いのでは」など、本人の希望に沿いつつ、給与の手取り額に収まるよう各費用を検討した。
上野支店長は「“自分にとって何が大切か”を主体的に考え、収入の範囲内でめりはりのある支出を」と呼びかけた。
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資産形成の授業
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(札幌市 2023-06-29付)
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