札幌市立高生と米国グラント高生　交流事業４年ぶり再開　７月来札　ホスト生徒配置

（札幌市 2023-06-30付）

　札幌市立高校生とアメリカ・ポートランド市グラント高校生の交流事業が４年ぶりに再開する。７月１日から１８日間、グラント高の生徒２０人が来札し、学校生活などを通して市立高生と交流を深める。本年度はホームステイを行わない代わり、グラント高生をサポートするホストスチューデントを配置する。

　ポートランド市は、札幌市にとっての初の姉妹都市で、昭和３４年に姉妹都市提携を結んでいる。

　平成２３年度にグラント高の生徒が来札したことをきっかけに市立高生との交流を開始。市立高生は、２５年度に２１人の生徒を初めて派遣し、以来、相互派遣交流が続いている。令和４年４月時点で、市立高生を総勢１１７人派遣、グラント高生を１００人受け入れている。

　一方、新型コロナウイルス感染症の影響で元年度の市立高生ポートランド派遣を中止。２～４年度は派遣、受け入れ共に中止し、オンライン交流のみ行っていた。

　感染状況の緩和などを受け、本年度から事業を再開。日本語や日本文化を学ぶ研修の一環として４年ぶりにグラント高生が来札する。

　日程は、７月１～１８日の１８日間。グラント高生が２～５人のグループに分かれ、開成中等教育学校、新川高校、藻岩高校、啓北商業高校、平岸高校、清田高校の６校で学校祭準備、授業、部活動など市立高生と学校生活を共にする。

　本年度は新型コロナウイルス感染症を考慮しホームステイは行わない方針。その代わり、グラント高生をサポートするホストスチューデントを１人につき１人配置する。

　このほか、１０日に大通高校、１１日に丘珠小学校を訪問し交流を深める予定だ。

(札幌市 2023-06-30付)