跳び立て若き翼　北海道総体２０２３　空手道に咲く努力の花　恵庭北高書道部　選手激励へ作品　開幕まであと１７日

（道・道教委 2023-07-05付）

駅に設置予定の看板を手にする（左から）牧野さん、斉藤さん、小林さん

　花の街・恵庭市では、全国高校総体「空手道」が開催される。予選を勝ち抜いた全国各地から集まる選手たちを激励しようと、恵庭北高校（城戸和彦校長）書道部が満開の花をモチーフに、力強さと華やかさを兼ね備えた書道作品の制作に励んでいる。

　市は空手道の開催地として、大会をアピールする手づくり看板の掲示を決定。７月中旬には、街の玄関口のＪＲ恵庭駅にＰＲ看板、会場となる市総合体育館に横断幕を掲げる。力強い一筆で選手を鼓舞し、大会を盛り上げる。

　駅の看板を担当するのは、斉藤愛実さん（３年）。縦６０㌢㍍、横２７０㌢㍍の看板中央に「君の道に咲かせろ　努力という花を」としたためた。「積み重ねた練習の成果を、全国の舞台で開花させられますように」という願いを、開催地のシンボル「花」に重ねた。

　美術部に所属していた中学時代の経験をもとに、個性を生かした色鮮やかな花のブーケをデザイン。看板全体をピンク色に統一し、題字の両サイドを色彩豊かに飾った。特に、チューリップは「きれいなグラデーションを表現できた」と胸を張った。

　一方、体育館の横断幕は、小林莉子さん（３年）と牧野汐里さん（２年）が担当。創作表現を存分に発揮した作品にしようと、試行錯誤を重ねている。

　３人は「貴重な機会をもらえて光栄。自分たちの作品を通じて、出場する選手にエールを送りたい」と笑顔を見せた。

(道・道教委 2023-07-05付)