健康教育推進リーダー育成第１回会合　子の自己肯定感向上へ　望ましい生活習慣定着へ協議

（道・道教委 2023-07-05付）

健康教育推進リーダー育成ミーティング

　道教委は６月３０日、道庁別館で健康教育推進リーダー育成事業第１回ミーティングを開いた。前年度および本年度に指定された健康教育推進リーダーが参加。児童生徒における望ましい生活習慣の定着、自己肯定感の向上などを目指して協議を深めた。

　前年度から実施している健康教育推進リーダー育成事業では、児童生徒の健康課題の解決や初任段階養護教諭に係る資質・能力の向上を効果的に推進するため、ブロックや校種ごとに健康教育を推進するリーダーを育成。それぞれ望ましい生活習慣の定着等に関する実践研究を進め、成果を普及することで健康教育の一層の充実を図っている。

　第１回ミーティングには、前年度と本年度に指定された健康教育推進リーダーが出席。４年度推進リーダーは遠隔で、５年度推進リーダーは集合形式で参加した。

　はじめに、道教委健康・体育課の今村隆之課長があいさつ。「児童生徒にとって健康が生きる力の基盤になる」とし、望ましい生活習慣の定着や自己肯定感を向上させる重要性を強調。その上で、各健康教育推進リーダーに対して「北海道の各地域における健康教育をけん引していってほしい」と期待を寄せた。

　続いて、篠原弥智係長が北海道の子どもたちの健康課題について説明。道総合政策部の「学校保健統計」や道教委の「公立学校児童等の健康状態に関する調査報告書」などを示し、道内における肥満傾向児の出現率や虫歯の児童生徒の割合が全国と比べ高いこと、うつ症状・自殺者の増加などメンタルヘルスの問題が懸念されていることなどを報告した。

　このあと、各健康推進リーダーが自校の児童生徒における健康課題解決に向けた取組や各学校の実践研究テーマについて協議した。

　第２回ミーティングは９月上旬に開催する予定。

(道・道教委 2023-07-05付)