本道の安全教育モデル構築へ　子の命守り抜く体制を　道教委　事業推進委員会

（道・道教委 2023-07-06付）

実践的安全教育モデル推進委員会

　道教委は３日、札幌市内の第二水産ビルで第１回道実践的安全教育モデル構築推進委員会を開催した。千歳市教委、喜茂別町教委、恵庭市教委の担当者が今後予定している安全教育の取組を説明。学校と地域が協力して児童生徒の命を守り抜く体制の構築に向けて意見を交わした。

　会議は道実践的安全教育モデル構築事業の実施に当たり、市町村教委と関係機関・学校完全アドバイザーが意見交換を行うことで事業の効果的な実施を図るもの。

　市町村教委や関係機関の担当者、道教委が委嘱する学校安全アドバイザー約２０人が参加した。

　開会に当たり大槻直広生徒指導・学校安全課長があいさつ。全国的に不審者による事件、交通事故、自然災害が多発する中、自らの命を守るため児童生徒が主体的に行動する態度の育成が求められているとし、教育プログラムの開発・普及に向けて専門的見地に基づく指導助言を求めた。

　続いて千歳市教委の石田春美青少年指導係長、喜茂別町教委の白川博順教育振興係長、恵庭市教委の笹村雄平教育総務課主査が今後の取組を説明。喜茂別町教委の白川係長は、自転車乗車時の交通安全ルールを身に付けるため１８日に喜茂別小学校で公開授業を実施予定であることを伝え、自転車用ヘルメットの貸し出しや夜行反射材を活用した安全グッズの作成など、まちぐるみで取組を進める考えを示した。

　最後に学校安全アドバイザーとの意見交換を実施。登下校の見守りを行う地域住民の確保や保護者への普及・啓発、発達段階に応じた防災教育の方策など、円滑な事業の実施に向けて意見を交わした。

(道・道教委 2023-07-06付)