きめ細かい情報提供を 道教委 幼児教育担当指導主事研究協を
(道・道教委 2023-07-07付)

幼児教育担当指導主事等研究協
幼児教育担当指導主事等研究協

 道教委は6月28日、オンラインで幼児教育担当指導主事等研究協議会を開いた。幼児教育の現状と課題、障がいのある幼児の指導の在り方などに関する説明を行ったほか、4年度から北海道版幼児教育スタートプログラムの指定地域に選ばれているえりも町から、えりも小学校の佐藤裕哉校長が実践を発表。参加者は、幼小連携の推進や幼児教育における指導の在り方などについて研鑚を積んだ。

 幼児教育の当面する課題について研究協議を行い、指導力の向上および幼児教育の振興、充実を図ることが目的。関係市町村教委の幼児教育担当者や幼児教育相談員ら約40人が参加した。

 はじめに、道教委義務教育課幼児教育センターの佐藤由佳主査が幼児教育の現状と課題について、特別支援教育課の坂内仁主査が障がいのある幼児の理解と指導について説明した。

 佐藤主査は、国が進める幼児教育スタートプランのイメージを提示。その上で、5歳児と小学1年生のカリキュラムを一体的に捉え、地域の幼児教育と小学校教育の関係者が連携し、カリキュラム・教育方法の充実・改善に当たることを推進する「幼保小の架け橋プログラム」の取組について説明した。

 坂内主査は、特別な教育的支援を必要とする幼児の現状や個別の教育支援計画の作成状況などを提示。その上で、小・中学校等と特別支援学校双方で受けられる教育の内容や学校卒業までの子どもの育ちの見通しなどについて、きめ細かい情報提供を行う重要性を示した。

 続いて、えりも小の佐藤校長が実践発表。「えり小スタートカリキュラム5年度版」をもとに、これまでの実践成果と課題や幼小連携の推進に向けた今後の取組について紹介した。

 このあと、北翔大学の工藤ゆかり准教授が幼児教育における指導助言のポイントについて講義を行った。

(道・道教委 2023-07-07付)

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