道教委 4年度子ども相談状況 実件数 171件減1705件 教職員との関係 やや上昇
(道・道教委 2023-07-10付)

表
相談(電話・メール・来庁)内容の割合(クリックすると拡大表示されます)

道教委は、道子ども相談支援センターにおける4年度相談状況をまとめた。相談の受理件数(実件数)は、前年度と比べ171件減の1705件。内容は「教職員との関係」が421件で最も多く、次いで「友人関係」「家庭環境」の順に多かった。前年度と比べると、教職員との関係に関する相談がやや上昇。各校種いずれも本人からの相談より保護者からの相談の方が多い傾向にある。

 子ども相談支援センターは平成27年10月に開設。いじめや不登校などの学校教育や子育て・しつけなど家庭教育に関する悩みなど、子どもや保護者から直接相談を受け付けて問題の解決につなげている。電話相談は24時間体制で対応。メールや来所による相談も受け付けている。

 4年度の相談受理の延べ件数は、前年度比202件減の2732件。内訳は、電話相談が2354件、メールが376件、来所が2件だった。実件数(同一相談者の相談内容を1回として集計)は、171件減の1705件。月別では6月が240件で最も多く7月が200件、5月が194件と続く。

 相談内容は「教職員との関係」が24・7%で最多。次いで「友人関係」が17・1%、「家庭環境」が16・6%、「心身の健康・保健」が10・4%、「不登校」が9・5%、「いじめ問題」が6・2%などとなった。

 対象の内訳は小学生が34・5%、高校生が32・2%、中学生が27・4%、乳幼児が2・5%の順。

 小学生からの相談のうち、67・6%が保護者等からによるもので、内容は「教職員との関係」「家庭環境」「友人関係」の順となっている。一方、児童本人からの相談は「友人関係」が最も多く、「家庭環境」「教職員との関係」の順に多かった。

 中学生の66・6%、高校生の52・6%が保護者等によるものでいずれも「教職員との関係」「家庭環境」「不登校」の順に多かった。

 一方、生徒本人からの相談では、中学生が「友人関係」「心身の健康・保健」「家庭環境」、高校生が「友人関係」「心身の健康・保健」「教職員との関係」の順となった。

(道・道教委 2023-07-10付)

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