石狩局 風通しの良い職場目指し 働き方改革へ「α業務」 情報発信など若手で3チーム
(道・道教委 2023-07-10付)

 石狩局は本年度の局経営の重点に「人間らしく働き、他者と磨き合い、人間としての成長を求める」「勤務時間で業務目標を達成し、業務成果を出す」の2点を設定。

 重点を推進するため、コミュニケーションを深めて心理的安全性を確保することや、勤務時間内で業務を終わらせられるようスキルアップを図りプライベートを充実させること、自らの業務内容と子どもの成長との関連性を確認することを定めている。

 本年度はこれら経営方針で掲げる業務に加え、新たに「α業務」を実施する。

 α業務は、局職員が役職や組織の枠を越えて自由に発言できる環境をつくり、風通しの良い職場環境づくりを目指すもの。若手職員らで①情報発信②コミュニケーション③環境改善―の3チームに分かれ、局の諸課題解決に向けて活動している。

 情報発信チームでは、道職員の増加をねらいにリーフレット「石狩教育局職員の1日~子どもたちや学校のために」を作成。各係からピックアップした6人の業務スケジュールや道職員の魅力・やりがいなどを掲載している。

 また、局内での情報共有に向けて、局内に大型モニターを設置。業務目標や日々のスケジュール、学校訪問の様子のほか、当月に誕生日を迎える職員や6月の人事異動で石狩局に配属された職員の名前を映した映像を勤務時間中に流している。

 コミュニケーションチームでは、職員が学校を訪れ、自身の業務が子どもたちの育成につながることへの実感を深める「プロジェクトGo To School」を推進。主に事務職員が管理職の経営指導訪問などに同行し、学校視察等を行っている。

 風通しの良い職場環境に向けては、定期的に「コミュカフェ」を実施。昼食の時間に班をつくり、他者と触れ合える時間を確保している。

 環境改善チームでは、年間を通して午後5時30分にパソコンの電源を落とすことを義務付けるとともに、在宅勤務を職員全員が勤務日数の20%で実施することを目標に掲げている。

 今後は、紙で処理していた業務を電子化できるかを検討するとともに、在宅勤務でできる業務を抽出していく。

 佐伯基企画総務課長は「職員の今後のキャリアプランとして、石狩局での経験がつぎの職場で生かされれば」と期待を寄せた。

(道・道教委 2023-07-10付)

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