飛び立て若き翼　北海道総体２０２３　誰よりも体を動かして撮影　旭川永嶺高　ＰＲ動画制作　開幕まであと１５日

（道・道教委 2023-07-07付）

苦心しながらも１分と３０秒の動画に編集した

　３６年ぶりの北海道開催を盛り上げたい―。旭川永嶺高校（今井健晴校長）放送局は、旭川市内で行われる３競技のＰＲ動画を制作した。

　旭川市は７月２２日の少林寺拳法、７月２９～３１日、８月２、３日の男子サッカー、８月８～１０日の男子バレーボールの開催地。実行委員会事務局の市スポーツ課は、昨年のＮＨＫ杯全国高校放送コンテスト上川地区大会で優秀な成績を収めた同校放送局に、１分、３０秒の２種類のＰＲ動画制作を依頼した。

　責任者を務めたのは尾﨑那知さん（３年）。「サッカーやバレーボールはどのようなスポーツか分かっていたが、少林寺拳法は知らないことが多く苦労した」と振り返る。事前に技の種類を調べ、モデルを引き受けた各校の生徒たちに、競技の特徴をより良く見せる画角を伝えることでスムーズにできたという。「自分の身を削ってでも、迫力のある良い画を撮れれば」と、自らも走ったり跳んだりするなど、誰よりも体を動かして撮影した。

　普段は７分程度の動画をつくっている。「（動画を）短い時間に収めることが大変だった」と苦心しながらも、１分の動画２本と３０秒のショートバージョン１本を完成させた。

　「全国から来る参加者に動画を見てもらいたい」と笑顔。３６年ぶりに本道で開かれる高校生の祭典は間もなく開幕する。旭川市を会場に３競技が行われることを「地元の人にも知ってもらい、一緒に大会を盛り上げることができれば」と期待する。

(道・道教委 2023-07-07付)