本年度事業など協議　札幌市　環境教育基本方針推進委

（札幌市 2023-07-27付）

　札幌市環境教育・環境学習基本方針推進委員会（会長・大沼進北海道大学大学院文学研究院教授）は１９日、札幌エルプザで５年度１回目の会合を開いた。４年度の環境教育関係事業の報告のほか、本年度実施予定の事業について協議した。

　学校関係者や大学教授ら委員８人が出席した。

　長期休暇中に家庭でエコ活動に取り組む「エコライフレポート」の４年度の取組率は、夏季が８１・９％、冬季が８５・９％で、例年の９０％以上から減少したと報告した。グーグルフォームでの提出に変更したため、操作の不慣れなどによって一部学校から提出されなかったことなどが要因と説明。本年度は、入力マニュアルを改定するなど対策を取るとした。

　環境保全のために取り組んでいる活動を発表する「さっぽろこども環境コンテスト」について、４年度は小学校１校、中学校２校、児童会館など７団体が参加したことを報告した。土曜日に開催したため、小・中学校の参加が少なかったとして、委員から「平日開催にした方が良い」「ポスター発表の形式を取れば、会場に行かなくても学習成果を発表できるのではないか」などといった意見が上がった。

　次回の会合は１２月～来年１月ごろを予定している。

(札幌市 2023-07-27付)