札幌市教委　４年度学校給食残食率　小学校　２.６Ｐ減６.２％　中学校は０.７Ｐ増７.８％に

（札幌市 2023-07-28付）

札幌市立小・中学校給食残食率の推移（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、４年度における学校給食の残食率をまとめた。小学校全体では前年度比２・６ポイント減の６・２％、中学校全体では０・７ポイント増の７・８％。小学校については、第２期さっぽろ未来創生プランで掲げた到達目標８・５％を達成した。

　２～６年度までの各事業における目標値を示した第２期さっぽろ未来創生プランでは、家庭と連携した食育推進事業の一環で小学校における学校給食の残食率を４年度までに８・５％とすることを目標に掲げている。

　また、市教委は平成１８年度から学校給食フードリサイクル事業を開始。学校給食の調理くずや残食などの生ごみを堆肥化して農家や学校に提供し、子どもたちによる作物の栽培や収穫のほか、収穫した作物を学校給食に活用することで食育・環境教育の充実を図っている。

　小学校の残食率をみると、全体で６・２％。前年度より２・６ポイント減少するとともに、第２期さっぽろ未来創生プランで掲げた目標を達成した。

　内訳は、主食が０・８ポイント減の６・６％、牛乳が３・８ポイント減の４・７％、副食が３・５ポイント減の７・４％。副食で残食率が最多だったのは煮物で１０・４％だった。

　中学校は、全体で０・７ポイント増の７・８％となった。内訳をみると、主食が１・３ポイント増の９・６％、牛乳が０・８ポイント増の２・６％、副食が０・６ポイント減の１０・０％だった。

　調理校と子学校別にみると、小学校は調理校が５・３％、子学校が８・４％。中学校は調理校が７・１％、子学校が９・３％となっており、子学校の方が残食率が高い傾向が見られる。

(札幌市 2023-07-28付)