札幌豊明高等支援　学校見学会　特色ある取組理解深め　Ｍプロ説明や校内見学通し

（札幌市 2023-07-27付）

　市立札幌豊明高等支援学校（小山学校長）は１３日、同校で学校見学会を開催した。市内の中学３年生やその保護者ら７６人が参加。豊明版包括的生徒指導（Ｍプロ）をはじめとする特色ある教育活動の説明や校内見学などを通して、同校の教育内容について理解を深めた。

　同校は、各学校、関係機関との連携をより深め、特別支援教育に関わる相談や支援などを充実させていこうと、多くの教育相談や学校見学の機会を設定している。

　同校の教育活動に興味を持つ中学３年生を対象とした学校見学会は６月６、８日、７月１３日の計３回実施。述べ１７６人が参加した。

　１３日の３回目では、小山校長があいさつに立ち同校の教育内容について説明。

　本年度から学校教育目標を「自分の人生をより良く生きようとする生徒を育て社会のウェルビーイングを目指す」に変更し、学習者主体の学び、職業学科の強みを生かす、豊明版包括的生徒指導の充実を大切にしていることを紹介した。

　「ウェルビーイングというキーワードを大事にしながら進化し続けている。説明会やホームページなどで最新の情報を確認してもらえれば」と呼びかけた。

　学科紹介に移り、流通サービス科、クリーンサービス科、リサイクルサービス科、工芸ものづくり科、服飾ものづくり科の各学科の代表生徒が作業学習の内容を紹介した。

　また、担当教諭らが特色ある教育活動、部活動・主な行事、入学者選考検査、進路支援などについて説明。

　豊明版包括的生徒指導（Ｍプロ）については「自転車や水泳の練習と同じように、コミュニケーションや対人スキルも失敗しながら何度も何度も経験して身に付けていくことが大事。それを計画的・意図的に展開している」と紹介した。

　このあと、参加者は校内を回り、生徒が生き生きと学ぶ様子を見学した。

(札幌市 2023-07-27付)