部活動等での熱中症事故防止へ　警戒アラート等用いて　札幌市教委　実施の判断

（札幌市 2023-08-04付）

　札幌市教委は１日、部活動等における熱中症事故の防止について各園長・学校長宛てに通知した。国の通知に基づき、活動実施の判断に当たって熱中症警戒アラートや暑さ指数を用いることなどを留意点として示した。

　７月２８日、山形県米沢市で、部活動を終え帰宅中の生徒が熱中症とみられる症状で倒れ、その後死亡した事故が発生。３１日には、文部科学省とスポーツ庁が通知を発出し注意喚起を行った。

　札幌市でも気温が高い日が続くことが見込まれることから、各園・学校における熱中症対策をあらためて見つめ直し、改善を図る取組が重要となっている。

　そのため、国の通知に基づき、活動実施の判断に当たって熱中症警戒アラートや暑さ指数を用いることが考えられること、児童生徒が自ら体調管理できるよう適切な指導を行うことなど５点に留意し、熱中症事故の防止に取り組むよう要請した。

　また、５月に発出した通知「学校教育活動等における熱中症事故の防止について」など、これまでの通知の内容をあらためて確認することも求めている。

(札幌市 2023-08-04付)