ことし中に計画策定 札幌市食育推進会議 秋元市長に 答申書 健康寿命延伸へ(札幌市 2023-08-07付)
札幌市食育推進会議
第4次札幌市食育推進計画案がまとまり、有識者による協議体は7月28日、秋元克広市長に答申書を提出した。ライフステージに応じた健康寿命の延伸につながる食育などを目指す内容で、市はことし中に正式な計画を策定する。
大学教授や食育団体の関係者らでつくる市食育推進会議(会長・菊地和美藤女子大人間生活学部食物栄養学科教授)は昨年3月に市から諮問を受け、新計画案の作成を進めてきた。
新計画の対象期間は来年1月から9年度まで。基本理念に「食を通して豊かな人間性を育みます」を掲げ、生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進など3点を基本目標に設定した。
乳幼児から高齢者までのライフステージに対応した切れ目のない健康寿命の延伸につながる食育のほか、農との触れ合いを通じた食育の推進、食文化継承のための活動への支援など力を入れる。
菊地会長はこの日、市役所を訪れ、秋元市長に答申書を提出した。
菊地会長は「家庭や教育機関、企業、行政が役割に応じて主体的に取り組むことが重要」と指摘。
秋元市長は「市民運動として取り組んでいく必要がある」と述べた。
市議会での議論やパブリックコメントを経て、12月ごろに策定する。
(札幌市 2023-08-07付)
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