冬季オリパラ札幌招致期成会が総会　地元開催への思い共有　女子スキージャンプ２選手対談

（札幌市 2023-08-07付）

冬季オリパラ札幌招致期成会

　冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会は７月２４日、京王プラザホテル札幌で５年度定時総会を開催した。５年度事業計画を審議したほか、伊藤有希選手、佐藤柚月選手（札幌日大高２年）の女子スキージャンプ選手２人によるクロストークを展開。札幌市が招致を目指す２０３０年冬季オリンピック・パラリンピックへの期待などについて語った。

　議事では、事業計画として招致機運醸成のための各種イベント開催、広報活動や国・関係機関への広報活動を推進していくことを確認した。

　このあと、現役オリンピアンと将来オリンピックを目指すアスリートによるクロストークを実施。

　ソチ、平昌、北京の３大会連続出場の実績を持つ伊藤選手、昨年日本勢最年少でワールドカップに出場した佐藤選手の女子スキージャンプ選手２人が登壇し、競技を始めたきっかけ、練習の裏側、大会への臨み方などについて語った。

　札幌市が招致を目指す２０３０年冬季オリンピック・パラリンピックについて、伊藤選手は、７年後の自分の立場がどうなっているか分からないとした上で「自分が大倉山のスタート台に立っているのを想像しただけで鳥肌が立つ。観客側だったとしても、まだ自国開催のオリンピックを見たことがない。どちらにしても地元でのオリンピックは胸が熱くなる」と期待した。

　佐藤選手は「地元の方々に見てほしいという思いがあるので、開催されたらうれしい」と笑顔を見せた。

(札幌市 2023-08-07付)