札幌みなみの杜高等支援　ダスポ

（札幌市 2023-08-08付）

札幌みなみの杜高支ダスポ

札幌みなみの杜高支　ダスポ

地域一丸で環境美化

３年生企画のごみ拾い競技

　市立札幌みなみの杜高等支援学校（田中進一校長）は７月中旬、第２回ダストスポーツ大会（ダスポ）を開催した。エコサイクルコース３年生が企画したごみ拾い競技。近隣の中学生や地域住民らを合わせて６２人が参加し、地域で一丸となって環境の美化に汗を流した。

　ダスポは、エコサイクルコース３年生が企画した取組で、ごみ拾いをスポーツとして行うもの。拾ったごみの重量や歩数に応じた表彰があり、楽しみながらエコへの興味を持つことを目的としている。

　第１回は校内実習として開催。今回は手作りのチラシで近隣の中学校や住民に参加を呼びかけるなど、校外へと規模を拡大した。

　この日は、澄川中学校（横道幸紀校長）と真駒内中学校（山根衛二校長）の生徒や南区地域振興課職員、近隣住民ら総勢６２人が参加した。

　参加者は７チームに分かれ、火ばさみとごみ袋を受け取ったあと、ごみ拾いに出発。５０分間の競技の中で、各チームは真駒内周辺を巡回し、よりたくさんのごみを集めようと清掃活動に励んだ。

　ごみ拾い後は、重量と歩数を測定。優勝に輝いたチームは６８８９歩歩き、１・３５㌔㌘のごみを回収した。７チーム合計して、総重量５・９５㌔㌘と総歩数３万２７６６歩を記録した。

　最後に、田中校長があいさつ。たばこの吸い殻が多くを占めていたことを指摘し「街の美化に努め、ポイ捨てをする大人にならないで」と呼びかけた。

　コース長の池田龍星さん（３年）は「きれいですてきな街になってほしい」と汗を拭った。

　参加者からは「もっと長くやりたかった」「街全体を巻き込んだ面白い企画」という感想が上がった。

(札幌市 2023-08-08付)