夏休み親子土木施設見学ツアー　建設業の魅力を体感　施工体験や重機試乗等　札幌市

（札幌市 2023-08-09付）

夏休み親子土木施設見学ツアー

　札幌市建設局は７月２７日と２８日の２日間、小学生とその保護者を招いて「夏休み親子土木施設見学ツアー２０２３」を市内３ヵ所で実施した。コロナ禍のため４年ぶりの開催。２日間で合計３０組６６人の親子が参加し、普段体験することのできない建設業の仕事に触れるとともに、その魅力を体感した。

　ツアーは、建設業の社会的使命や魅力を伝えるＰＲ事業として平成２７年度から実施している。対象は市内の小学生とその保護者。市が所管する大規模な工事現場等をバスで巡回する。

　初日は、１６組３５人が参加。東亜道路工業（株）北海道支社の札幌リサイクル工場、地下鉄東車両基地、山本通山本跨線橋下部工新設工事現場を見学した。

　最初に訪れた札幌リサイクル工場では、３班に分かれ①工場見学②施工体験③重機乗車体験―を順次行った。

　①では、工場入り口でアスファルト合材に使われる砕石や砂を実際に並べて紹介したあと、工場内にある各プラントや堆積場等を見て回った。

　②では、歩道に見立てた木枠の中にアスファルト合材を入れ、トンボおよびタンデムローラーで敷きならす体験を実施。子どもたちは社員の手本を見たあと、真剣な表情で高温の合材をトンボでならし、順番にタンデムローラーに乗った。

　③ではロードローラーやタイヤローラー等の重機の運転席に実際に座り、普段は見ることのできない景色を楽しんだ。

　参加した子どもは「細かい粒から平らで硬いもの（アスファルト）ができるとは知らなかった」と驚き、親も「普段は入れないところ、知らないことを見ることができて、少し怖いと思っていた建設業の印象が変わった」と話すなど建設業を身近に感じた様子だった。

　２日目も同様の内容でツアーを実施した。

(札幌市 2023-08-09付)