札幌市立中の５年度部活動指導員　８月現在で６６人配置　特別外部指導員は３２人に

（札幌市 2023-08-09付）

　札幌市立中学校における部活動指導員について、５年度は８月現在で６６人を配置している。顧問教諭不在時における練習試合への引率、部活動の指導を担う特別外部指導員の配置数は３２人となっている。

　市教委は、部活動の休止や廃止を防ぐことなどを目的に平成２１年度から外部顧問モデル事業を実施し、２４年度から外部顧問制度を開始。教員不在時でも生徒を指導できるほか、大会への引率が可能となっている。令和２年度からは国の制度改正に合わせて、名称を部活動指導員に変更した。

　平成２８年度からは特別外部指導者活用事業を開始。各中学校における部活動の振興のため、部活動指導員のほか、顧問教諭不在時における練習試合への引率、部活動の指導が可能な特別外部指導者を派遣している。

　また、これまで運動部活動のみを対象としていた特別外部指導者活用事業について、４年度からは文化部活動を対象に追加した。

　本年度の部活動指導員は８月現在で６６人だが、年度内に６８人配置する予定だ。特別外部指導者は３２人配置している。

　外部人材の配置を通して、生徒の活動機会の確保や部活動指導者の専門性の向上を図る方針だ。

(札幌市 2023-08-09付)