道教委　地学協働活動推進会議　コーディネーター対象の研修を　活動紹介や意見交換など

（道・道教委 2023-08-08付）

　道教委は７月２８日、オンラインで第１回道地学協働活動推進会議を開いた。地域における地学協働体制を構築するための方策について協議。構成員・アドバイザーからは「学校と地域をつなぐコーディネーターの育成・掘り起こしに向けて、一層研修を深めていくことが必要」などの声が上がった。

　市町村教委、学校、民間企業などで構成する同会議は、地学協働活動の充実を図るための方策を検討し、地方創生の推進を図る。

　この日は、会議の構成員８人と道地学協働アドバイザー４人が参加した。

　はじめに道教委社会教育課の森健太郎主査が５年度地学協働活動を紹介。最終年度となる道ＣＬＡＳＳプロジェクトにおける研究指定校の取組や４年度実施成果報告書の内容を伝えた。

　また来年２月に開催する「道地学協働アワード２０２３」のほか、地域と学校の連携推進会議、放課後活動推進協議会、道地学協働研究大会など道教委の様々な地学協働に関する取組を紹介した。

　続いて、２つのブレイクアウトルームに分かれ「地域における地学協働体制を構築するための方策について」をテーマにグループ協議。「総合的な学習の時間で農園活動に取り組んでいる」「交通安全啓発活動として外部講師によるフィールドワークを行っている」など、各地域で実施している地学協働活動を交流した。

　また「各自治体が地域コーディネーターを地域の中から発掘・育成していく姿勢を持って取り組んでいくことが大切」「コーディネーターが自ら率先して動ける土壌づくりを」「地域コーディネーターの資質・能力向上のために広く学習会を実施してほしい」などの意見が上がった。

　次回会議は６年１月に実施する。道地学協働アワード２０２３の予備審査を行う。

(道・道教委 2023-08-08付)