道教委のチャレンジテスト　６年度からメクビットに　３１日から希望校で試行

（道・道教委 2023-08-08付）

　道教委は６年度から、ほっかいどうチャレンジテストを文部科学省のＣＢＴシステムＭＥＸＣＢＴ（メクビット）に完全移行する。５年度は希望校を対象に試行実施し、１学期末問題は３１日から９月２９日にかけて実施。授業、朝学習、放課後学習、家庭学習など各場面で活用できる。事前申請は不要だが、２５日時点でメクビットのアカウント取得が条件となる。

　授業の振り返りや家庭学習などで活用できるチャレンジテストは平成２１年度から実施。グーグルフォームを活用したＣＢＴ版テストは３年度から導入している。

　メクビットには国・自治体等の公的機関が作成した約３万問の問題を搭載しており、全国学力・学習状況調査のオンライン化に伴い導入が加速化。①印刷・採点・集計・結果登録の作業が不要②学習ｅポータルによる結果確認が可能③学校以外の場所での実施が可能―などのメリットがあり、１人１台端末を活用した学びの充実や教職員の業務改善を図るためメクビット版へと移行する。

　５年度の１学期末・２学期末問題は従来どおりの方法で実施した上で、希望する学校を対象に同一の問題をメクビットで試行実施する。

　実施期間中、各学校がメクビットにログインして児童生徒に問題を配信して児童生徒が解答する。１学期末問題は３１日～９月２９日、算数・数学（小１～中３）、社会と理科（小３～中３）を対象に実施。前年度問題では国語・算数（小１）、社会・理科（小３）、英語（中１）は実施しない。

　実施する学年・学級、教科、実施方法は各学校で設定が可能。実施に際し道教委への申請は不要で、２５日時点でメクビットのアカウントを取得している学校が対象となる。

　２学期末問題は６年１月末に実施する予定。その後６年度配信計画を周知した上で６年４月からメクビット版に完全移行し、検証改善に活用できる分析資料の提供も行う。

(道・道教委 2023-08-08付)