女性教員キャリアデザインセミナー　自分らしく働くため　胆振局 男性教員含む５４人研鑚

（道・道教委 2023-08-08付）

胆振局　女性教員のキャリアデザインセミナー

　【室蘭発】胆振教育局は７月３１日、むろらん広域センターを主会場に「女性教員のキャリアデザインセミナー」をハイブリッド形式で開催した。管内の小・中学校などから女性教諭を中心に５４人が参加。講演を通じて、ミドルリーダーとしての役割やキャリアアップなどについて理解を深めた。

　セミナーは、女性教員の活躍推進に向け、キャリア・アップへの意欲向上やスキルアップを目的に開催。目的達成には、男性教員の理解など周囲のサポートも不可欠であるとし、本年度は男性教員９人が参加した。

　開催に当たり、針ヶ谷一義局長があいさつ。「女性教員がライフステージの変更に柔軟に対応する中で、意欲と能力を生かして働ける環境づくりを推進していくことは、組織運営上において重要なこと」と強調。その上で「セミナーを通じて得られた知見を、自身のキャリアデザインやライフデザインの一助とし、学校運営や学校経営に参画することの意義、やりがいについても理解を深めてほしい」として、各学校・地域での一層の活躍を期待した。

　プログラムでは、苫小牧海上保安署の蓮見由絵署長が「固定観念の呪縛を解く」と題して講話。教育とは異なる立場や視点から、女性が自分らしく働くための意識の持ち方やキャリアの描き方などについて説明した。

　苫小牧市立植苗小中学校の田中雅子校長が「がんばらないキャリア・アップ～らしさを大切に」をテーマに、自身の経験を踏まえた女性教員のキャリア・アップについて講義・演習を実施。自分らしさを磨きながら楽しく実践し続けるための方法を協議した。

(道・道教委 2023-08-08付)