道家庭教育サポート企業協定　２者と締結　管内１３５者　檜山局　地域人材育成へ

（道・道教委 2023-09-01付）

協定書を手にする大野社長（左）と藤嶋局長

　【函館発】檜山教育局は８月２９日、（株）三和建設とグループ企業の（株）大野吉太郎商店の２者と道家庭教育サポート企業等制度に係る協定を締結した。藤嶋泰道局長が大野一社長と協定書を交わし、地域人材の育成に向けて教育局や町教委との連携を誓った。管内の締結企業等は１３５者目。

　家庭教育を支援するための職場づくりに取り組む企業等と道教委が協定を結び、相互に協力して家庭教育の一層の推進を図るもの。締結企業等は「道民家庭の日」の普及・啓発などに取り組む。

　両社はこれまで中学生の職場体験や高校生のインターンシップの受け入れ、町教委と連携した地域貢献活動など地域の教育を支える活動へ積極的に取り組んできた。

　三和建設で行われた締結式には大野社長のほか、檜山局の藤嶋局長と小島雄介社会教育指導班主査、せたな町教委の古畑英規事務局長、尾野真也事務局次長が出席。大野社長が協定書に調印したあと、藤嶋局長と協定書を交わした。

　藤嶋局長は「子どもたちのために協力していただき大変ありがたい。有用な制度として今後も同社の取組をＰＲしていきたい」と期待。

　大野社長は建設業界で課題となっている働き方改革や人材確保の取組に触れ「従業員が家庭の時間を確保できるよう、職場環境の改善に努めるとともに、今後も子どもと関わる活動を町教委と連携して取り組んでいきたい」と意欲を示した。

(道・道教委 2023-09-01付)