道教委　高校長協会等３団体と懇談　教職員加配拡充を要望　ＡＬＴ含む外国人講師拡大へ

（道・道教委 2023-09-04付）

道文教施策重点要望に係る教育懇談会

　道教委と道高校長協会（宮澤一会長）、道高校教頭・副校長会（成田豪会長）、道公立学校事務長会（岩間淳会長）との６年度道文教施策重点要望に係る教育懇談会が８月２９日、札幌市内の第二水産ビルで開かれた。３団体の重点要望に対する回答をもとに意見を交流。道教委は、教職員加配の定数措置の拡充やＪＥＴプログラムの継続・拡充を引き続き、国に要望していく考えを示した。

　開会に当たり、相馬利幸高校教育課長があいさつ。今後の教育活動について、これまでのコロナ禍以前の姿に戻るのではなく、感染症への対策を振り返りながら新たな工夫を生み出して取り入れる必要性を指摘。子どもたちの健康を守り、学びを継続することができるよう校長会等と連携しながら、新しい学びの在り方へと進化を図っていく重要性を示した。

　３団体を代表してあいさつに立った道高校長協会の宮澤会長は、今後も予測される異常気象について触れ、エアコンの設置を早急に実現させる必要性を強調。また、喫緊の課題として新採用教員等や管理職確保を挙げ「教職員の定数増や待遇、管理職の待遇、６０歳以降のインセンティブ等に関して、国への要望を含めて、対応いただきたい」と要望した。

　続いて３団体の要望に対する回答をもとに関係課と意見交換した。

　道教委は、教職員加配の定数措置の拡充について引き続き国に対して要望していくと回答。施設設備の整備については、空調設備の設置に係る財政措置を国に要望していくとした。

　外部講師等の確保に向けては、必要な人員配置に努めるとともに、ＡＬＴの配置を含む外国人講師の拡大について、ＪＥＴプログラムの継続・拡充を引き続き、国に要望していく考えを示した。

(道・道教委 2023-09-04付)