３定札幌市議会代表質問（９月２８日）

（札幌市 2023-10-02付）

◆他自治体動向注視　今後の対応を検討　学校体育館にエアコン設置

　札幌市の檜田英樹教育長は、学校体育館へのエアコン設置について「他自治体の動向を注視しながら今後検討する」と述べた。

　過日公表した、本年度から５年間の行財政運営の指針「アクションプラン」で、冷房設備整備事業を盛り込み、事業費約１４０億円を計上した。普通教室や保健室などにルームエアコンを整備するとし、体育館は対象外となっていた。

　丸岡守幸議員（維新・大地）の質問に対する答弁。

◆ＣＳと地学協働　主要な取組に　第２期教育基本計画

　檜田教育長は、現在策定中の「第２期市教育振興基本計画」で、コミュニティ・スクール（ＣＳ）と、地域学校協働活動を主要な取組に位置付ける考えを示した。

　ＣＳは来年度以降、市立小・中学校で順次導入する計画となっている。「子どもたちが豊かな人生を切り拓く力を育むには、学校だけではなく様々な人とのつながりの中で学ぶ機会の充実を図ることが必要」とした上で「子どもたちの声を受け止めながら推進し、地域全体で子どもの学びや成長を支えていく」と述べた。

　山田洋聡議員（自民党）の質問に対する答弁。

◆受入時間や実施数拡大　医ケア児保育所受入モデル事業

　町田隆敏副市長は、人工呼吸やたんの吸引など医療的なケアを必要とする子どもを保育所で受け入れるモデル事業について、受け入れ時間や実施数を拡大するとした。

　モデル事業は、医療的ケア児の受け入れ体制を検証するため平成３１年度から実施。各区保育・子育て支援センターちあふるで、保育日を原則平日の午前９時から午後４時まで、定員は各施設１人などとしていた。

　また「乳幼児期から切れ目なく支援できる体制を整えることは、子どもの心身の成長や保護者が安心して子育てする上で大変重要なこと」とし、専門機関と連携した保育所に対する研修や、相談体制の充実を図るとした。

　森基誉則議員（民主市民連合）の質問に対する答弁。

(札幌市 2023-10-02付)