３定道議会予算特別委　１４ヵ月で相談６０件　認知度依然低く　ヤングケアラー支援

（道議会 2023-10-04付）

　９月２９日の３定道議会予算特別委員会では、ヤングケアラー相談窓口の相談対応状況が取り上げられた。

　道保健福祉部子ども家庭支援課の山谷信夫虐待防止対策担当課長は、４年６月の相談窓口の開設からことし８月までに計６０件の相談があったとし「当事者から学校生活や日常生活に関する相談を受けて悩みの傾聴や助言を行ったほか、学習の遅れを心配する子どもには学習支援を行う団体を紹介するなど、ニーズに応じた対応を行った」と答弁した。

　森みどり子育て支援担当局長は、依然としてヤングケアラーに関する児童生徒の認知度が低い状況にあるとし「現在、作成に向けて取り組んでいる児童生徒向けの電子ハンドブックを活用した普及啓発を行うほか、引き続き専門相談窓口やオンラインサロンなどの周知を行い、ヤングケアラーが孤立することなく将来にわたり希望を持って生活できる地域づくりを着実に推進していく」と述べた。

　早坂貴敏委員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2023-10-04付)