札幌市小学校教頭会　全市研修会　親身になる教頭目指し　佐藤教職員担当部長が講話

（札幌市 2023-10-10付）

　札幌市小学校教頭会（上田繁成会長）は９月２７日、ホテルライフォート札幌で５年度第２回全市研修会を開いた。市教委の佐藤圭一教職員担当部長が「これからの教頭職に期待すること」と題して講話。管理職としての役割について理解を深め、研鑚を積んだ。

　はじめに上田会長があいさつ。８月末の中教審質の高い教師の確保部会で示された提言に触れて「教員一人ひとりの質を高めるとともにウェルビーイングをどうするか、教頭として関わっていかなければならない。山積する課題に共同で向かっていければ」と述べた。

　続いて佐藤部長が講話した。

　管理職の役割を果たすために「“何でも知っている教頭”よりも、“親身になってくれる教頭”を目指しては」と呼びかけた。「１日の終わりに、きょう声をかけていない、今週声をかけていない先生がいないかを意識すること」とし、人間関係づくりを自己調整する重要性を説いた。

　相談を受けた際は、論理と根拠を明確にするよう語りかけ、考えを促すことが大切とした。

　このあとグループに分かれて意見交流した。

(札幌市 2023-10-10付)