札幌市　６年度予算編成方針　効率的な事業見直し　最大２割を上乗せ　市長査定経て来年２月発表

（札幌市 2023-10-11付）

　札幌市は６年度予算編成方針を発表した。秋元克広市長が４月の市長選で３選したあと、初めて編成する本格予算で、市長公約を踏まえた今後５年間で進める行財政運営の指針「アクションプラン２０２３」に掲げる取組の具体化に向けた、中期財政フレームに基づく予算を編成する。

　局マネジメント事業は、物価高騰などに応じた柔軟な予算編成が必要であることを踏まえて、一般経費と政策経費共に一律の削減は行わないとした。

　効率的な事業の見直しを行った局に対しては、事業費の最大２割を予算枠に上乗せする制度を設定した。

　財政の見通しについては、公共施設の更新や再開発に伴う財政需要の大幅な増加が見込まれることや、物価高騰による市民生活や地域経済への影響が懸念されるため「引き続き厳しい財政運営になることが見込まれる」としている。

　来年１月中旬の市長査定を経て、２月に予算案を発表する。

(札幌市 2023-10-11付)