多文化共生・国際交流基本方針案　来年２月ごろに策定へ　札幌市　原案から変更なく

（札幌市 2023-10-11付）

　札幌市総務局は、市多文化共生・国際交流基本方針の素案をまとめた。９月２１日に開かれた第５回検討会議で示したもの。前回会議で提示した原案から大きな変更はなく、目指す姿「世界中の多様な人々とともに生きる都市さっぽろ」と５つの目標のもと、具体的な取組を推進していく考え。市議会への報告、パブリックコメントなどを経て来年２月ごろに策定する見通し。

　基本計画は、第２次まちづくり戦略ビジョンで掲げるまちづくりの重要概念の一つ「ユニバーサル（共生）」の実現に向けて、１０年間の基本的な考え方などを示すもの。

　素案では、目指す姿「世界中の多様な人々とともに生きる都市さっぽろ」とその実現に向けた５つの目標を示したほか、取組の方向性は原案から変更せず、文言の整理やコラム・注釈・資料編の追加など微修正にとどめた。

　委員からは「直近で取り組んでいく主な施策の方向性が盛り込まれたことで分かりやすくなった」「子どもへの日本語指導の充実に向けて、教員への研修だけではなく加配などを充実させていくことも大事」などの意見が上がった。

(札幌市 2023-10-11付)