札幌市議会決特（１０日）

（札幌市 2023-10-12付）

◆未設置の区への新設検討を継続　児童発達支援センター

　札幌市保健福祉局は、１０日の市議会決算特別委員会で、未就学児と対象にした児童発達支援センターの未設置の区への新設について、今後も検討を継続する考えを示した。

　市内の障害児通所支援事業所への援助や助言を行う児童発達支援センターは、市内に公立４ヵ所と民間５ヵ所計９ヵ所あるが、白石、清田、手稲の３区は未設置となっている。市の附属機関・障害者施策推進審議会が平成３０年に提出した答申では、各区１ヵ所ずつ設置するよう求めていた。

　同局は、５ヵ所のセンターに、担当地域の障害児通所支援事業所を訪問し、療育の助言や関係機関の支援調整を行う「地域支援マネージャー」を配置していると説明。今後も専門職の配置や、支援の質の確保が必要となることから、新設について「センター関係者の意見を聞きながら、継続的に検討する」と述べた。

　和田勝也委員（自由民主党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2023-10-12付)