札幌清田高　イングリッシュデイ　“英語漬け”の１日　学校紹介をテーマに発表等

（札幌市 2023-10-12付）

　市立札幌清田高校（横関直幸校長）は９月２９日、日本語を使わずに英語だけで一日を過ごす「イングリッシュデイ」を実施した。１年次の国際理解基礎を履修するグローバルコースの生徒ら４７人とＡＬＴ１８人が参加。学校紹介をテーマに、プレゼンテーションの準備や発表を“オールイングリッシュ”で行った。

　イングリッシュデイは、英語での交流を通じてコミュニケーション能力を養うことが目的。前年度までの「イングリッシュキャンプ」から名称を変更し、１日日程とした。

　生徒たちは１２グループに分かれ、学校紹介をテーマにしたプレゼンの原稿や資料づくりを進めた。各グループに１人ＡＬＴが入り、英語で意見を出し合った。

　発表では、授業でＪＩＣＡ北海道を訪問したことや、ブラジルやラオスなどの様々な国の研修員と交流して文化を学んだことを紹介。学校の特色について「世界で活躍できる若者を育てる学校」「国際問題を考えるときに役立つ経験ができる」などと述べた。

　最後に教員らが表現力や思考力などの観点から評価。学校説明会で中学生に向けて発表するＭＶＰ１グループのほか、個人を表彰した。

　表彰を受けた阿部愛美里さんは「英語だけの環境に慣れて成長できる機会になった」、山路妃咲さんは「他のグループの発表も参考になった。これからの授業に生かしたい」と話した。

(札幌市 2023-10-12付)