子が主体的に育つ学校　留萌小中校長会が教育経営研

（札幌市 2023-10-11付）

留萌管内小中学校長会第６７回留萌地区教育経営研究会

　【留萌発】留萌管内小中学校長会（石田正樹会長）などは９月２６日、苫前町コミュニティセンターで第５７回留萌地区教育経営研究会を開いた。管内小・中学校の校長が参加。全国および全道情勢報告や講演を通して研鑚を積んだ。

　同研究会は道小学校長会と道中学校長会、同会の主催で実施しているもの。

　開会式では石田会長があいさつ。教頭の業務支援などに触れた上で「子どもたちの安心と安全を確保しつつ、主体的に育つ安定した学校経営を進めるため、校長として何ができるか本日の研修を通して実行してほしい」と呼びかけた。

　続いて、道小学校長会と道中学校長会の担当者が全国・全道の情勢などについて報告した。うち道中の森田聖吾会長は道小や道中の活動について紹介。今日の学校教育が直面している課題として「子どもたちの多様化」「いじめ問題・重大事態」「部活動の地域移行」「教員不足・教職への魅力」などを挙げた上で、新たな教育振興基本計画のコンセプトや施策を説明した。

　また、Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０で企業が求める資質・能力として論理的思考力や規範的判断力、課題発見・解決能力などを挙げた。

　このあと、研修会を実施した。㈱エフエムもえる代表取締役の佐藤太紀氏が「経営におけるリーダー論、人材育成に関する講話」と題して講演。グループ協議では「学校経営におけるリーダーとしての校長の在り方」をテーマに意見を交わした。

(札幌市 2023-10-11付)