札幌市Ｐ協　６年度文教施策要望等　エアコン早期導入を　学校の暑さ・熱中症対策で

（札幌市 2023-11-01付）

中野会長（右）と檜田教育長

　札幌市ＰＴＡ協議会（中野吉朗会長）は１０月２６日、６年度札幌市文教施策に関する要望書・意見書を市教委に提出した。要望書では４項目を掲げ、暑さ・熱中症対策として学校施設へのエアコンの早期導入などを求めた。市教委は、１２月に回答書を手交する予定。

　要望書には①学校設備②教職員③教職員④悪天候時や災害等発生時の安全確保―の４点を盛り込んだ。

　学校施設に関して、今夏の猛暑を受け、暑さ・熱中症対策として効果的なエアコンを早急に導入するよう要望した。教職員に関しては、教職員の増員や加配、専科教員の配置を求めた。

　不登校に関しては、不登校児童生徒数が増加傾向にあることを踏まえ、教育支援センターにおけるオンラインでの学習支援など学びの場の確保に向けた取組を充実するよう希望した。

　安全確保に関しては、災害等の発生時における子どもの登下校中の安全確保に向けて、平時からの積極的な情報発信や小・中学校の連携強化などを求めた。

　意見書には、全市の保護者から寄せられた３０５７件の声のうち、要望書への反映に至らなかった１３項目をまとめた。

　部活動の地域移行を見据え、各区内の中学校間を臨機応変に対応できるコーディネーターの配置などを希望した。

　２６日、中野会長らが市教委を訪問し、手交式を挙行。中野会長が檜田英樹教育長に要望書と意見書を手渡し、６年度予算編成に当たり検討を呼びかけた。

(札幌市 2023-11-01付)