コロナ禍の対応検証　新たな感染症に備え　道議会決特で倉本教育長

（道議会 2023-11-16付）

　１５日の道議会決算特別委員会ではコロナ禍における感染症対応について質疑が行われた。

　今村隆之健康・体育課長は、道内の全公私立幼稚園、小・中学校、高校、特別支援学校のうち、４年度は全体の２３・３％に当たる５３０校が新型コロナウイルス感染症の影響で学校閉鎖となったと答弁。インフルエンザに関しては本年度に入り急増し、ことし４月から１０月末までに２２園・校が学校閉鎖となったとした。

　倉本博史教育長は、夏に開催した学校保健審議会において、学校での感染症対策や一斉臨時休業要請等の取組について有識者から意見を聴取したことを報告。道感染症対策有識者会議においては１２月をめどにコロナ禍における対応の検証結果を報告書としてまとめる予定であるとし「今後新たな感染症危機が生じた場合に備え、道の有識者会議の最終報告を踏まえつつ、感染症対策と子どもたちの学びの保障の両立、学校、児童生徒、保護者などに対する丁寧な説明や情報発信などについて社会全体の理解と協力を得ながら必要な対応や支援に努めていく」と述べた。

　武市尚子委員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2023-11-16付)