ネイパル深川　障がい者スタートアップ支援学習会　生涯学習の場提供へ　講義や車いすバスケ体験等

（道・道教委 2023-12-05付）

車いすバスケットボールを体験した

　【岩見沢発】ネイパル深川は１１月中旬、障害者の生涯学習支援体制構築モデル事業「スタートアップ支援学習会」を開催した。生涯学習やアダプテッドスポーツに関する講義を受けたあと、実際に車いすバスケットボールを体験。参加者は、今後の取組について理解を深めた。

　事業は、文部科学省の委託を受け「障害者の生涯学習支援体制構築モデル事業」として実施した。

　学校卒業後の障がい者の学びの機会拡充に向けた取組の開始や、拡充を検討する施設等の職員が、必要な専門知識や技術について学ぶ機会とすることが目的。当日は、教育関係者８人が参加した。

　はじめに、空知教育局教育支援課の斉藤萌社会教育主事が「道教委における障がい者の生涯学習の取組について」をテーマに説明。参加者は道教委が推進する「障がい者の生涯学習」が目指すことや、具体的な取組内容、今後の課題について話した。

　続いて、ＨＯＫＫＡＩＤＯ　ＡＤＡＰＴＩＶＥ　ＳＰＯＲＴＳ代表の齊藤雄大氏を講師として招き、アダプテッドスポーツについて講義。齊藤氏は自身のアメリカ留学の経験の話を交え、アダプテッドスポーツの将来性・方向性について話した。

　講義後、車いすバスケットボールの体験を実施。車いすの操作を教わり、操作に慣れたところで２チームに分かれて車いすバスケットボールのゲームを行った。

　参加者からは「今後、社会教育の立場から率先して障がい者の生涯学習の場や機会の提供をしていくことが大切だと強く感じた」「事業を企画する際のヒントとなる気付きがたくさんあった」などの声が上がった。

　ネイパル深川では、今後も障がい者の生涯学習を推進するための事業を実施していく。

(道・道教委 2023-12-05付)