農ク全国大会で岩農高　平板測量　１０年ぶり優秀賞受賞　北海道代表として足跡残す

（学校 2023-12-13付）

全国優秀賞に輝いたチームの４人

　【岩見沢発】１０月に熊本県で開催された第７４回日本学校農業クラブ全国大会に北海道代表として出場した岩見沢農業高校（野村博之校長）森林科学科３年生４人は、平板測量競技会において全国優秀賞に輝いた。同校では１０年ぶりの受賞。キャプテンの石塚愛人さんは「最優秀賞を取れなくて悔しいが、結果を残せてうれしい」と喜びの表情を見せた。

　全国の農業高校に設置している農業クラブの高校生が、「指導性」「社会性」「科学性」の伸長を目標に活動してきた成果を発表する大会。今回は、全国から４９チーム約２００人の高校生が参加した。

　平板測量競技では、会場に設けられた面積を平板による境界線測量および三斜法・三辺法によって計算し、製図する競技。図面の正確さや素早さ、美しさなどを競う。

　石塚さん、片岡陸さん、斉藤光希さん、蟹澤優一郎さんがチームとなり競技に出場。大会に至るまで、放課後や空いている時間を使って競技の練習を繰り返してきた。４人は「ささいなミスで減点してしまうので、一つ一つの細かい動作に気を付けた」と話す。

　キャプテンの石塚さんは「緊張したが、いつも通りに自分のペースでできた。最優秀賞を取れなくて悔しいが、結果を残せてうれしい」と笑顔を見せた。

　指導を行った髙橋健太教諭は「積み重ねてきたものが身となり、いい経験となった。社会に出てからも生涯の財産にしてほしい」と目を細めた。

(学校 2023-12-13付)