札幌市立高・特校長会　彩りのある学校生活に　生徒会リーダー交流会開く

（札幌市 2024-01-10付）

　札幌市立高校・特別支援学校長会（宮田佳幸会長）は昨年１２月中旬、市内のちえりあで第２３回市立高校生徒会リーダー交流会を開催した。全体テーマ「いろどり～Ｓｔｅｐ　ｔｏ　ｔｈｅ　Ｆｕｔｕｒｅ」のもと、市立高校、中等教育学校８校から生徒会執行部の生徒らが参加。新型コロナウイルス感染症の５類移行に伴う学校祭・体育祭の変化、地域貢献とまちづくりの方策などについて活発に話し合った。

　交流や研修を通してリーダーとしての資質向上を目指すとともに、交流内容を各校の生徒会活動に生かすことが目的。また、コミュニケーションスキルの向上、社会貢献意識の醸成などをねらっている。

　校長会で特別活動部長連絡協議会担当校長を務める市立札幌大通高校の池田吉利校長があいさつに立ち、有意義な討議の展開を期待するとともに「交流会の情報をそれぞれの学校の生徒会活動に生かし、今後の学校生活を充実させ、彩りのある生徒会活動につなげてほしい」と述べた。

　当番校を代表し市立札幌藻岩高校生徒会長の山下結生さん（２年）は「昨年も参加し、多くの問題を解決するきっかけとなった。ことしも同様に有意義な一日にできれば」と期待した。

　続いて、各校が自校の生徒会活動についてプレゼンテーション。新型コロナウイルス感染症の５類移行に伴い、学校祭、体育祭等で変化した内容を中心に発表した。

　生徒たちは「マスク着用義務がなくなった」「ほかの学年のステージ発表を観覧できるようになった」「保護者や中学生の招待を再開した」「声出し応援が可能となった」などと話し、多くの学校でコロナ禍で講じていた様々な制限を緩和したことを示した。

　続いてグループ研修に移り①生徒会執行部・各種委員会の活動のＰＲ・周知②議論のスムーズな進め方・活性化、生徒からの意見集約③ごみ拾いなど地域貢献活動とまちづくり④学校祭⑤体育祭、球技大会―の５グループに分かれて現状と課題、解決に向けた方策などについて活発に意見を交わした。

(札幌市 2024-01-10付)