市立学校ゲレンデスキー実施校　小・中など合計２５５校　札幌市教委　中学校４校減

（札幌市 2024-01-10付）

　札幌市教委は、市立学校における本年度のゲレンデスキー実施予定校数をまとめた。昨年１２月１４日現在、小学校・義務教育学校前期課程が前年度と同数の１９４校、中学校・義務教育学校後期課程が４校減の６１校などとなっている。市教委は今後、事故防止の取組の徹底などについて呼びかける予定だ。

　市教委は、札幌らしい特色ある学校教育の一つとして「雪国札幌を考える“雪”」を位置付けており、雪に親しみ、共生しようとする心を培う学びの一環としてスキー学習を推進している。

　本年度のゲレンデスキーは、小学校・義務教育学校前期課程で１９７校中１９４校、中学校・義務教育学校後期課程で９７校中６１校が実施。このほか、高校が８校中１校、特別支援学校が５校中２校となっている。

　新型コロナウイルス感染症の影響や学校における働き方改革の推進などを背景に、中学校の実施校数は減少傾向にある。これを踏まえ、市スポーツ局は本年度から未実施校を対象とした「スキー遠足パッケージ事業」を開始するなど、スキー学習導入支援に取り組んでいる。

　市教委は、事故防止等の取組の徹底、安全に関する危機管理マニュアルの確認などの留意事項について今月にも通知する予定。

(札幌市 2024-01-10付)