新年度予算編成に向け札幌市　子育て支援等重点的に　今月下旬以降発表へ

（札幌市 2024-01-19付）

市長査定

　札幌市の６年度予算編成に向けて、秋元克広市長が各部署で検討中の事業や予算規模などを判断する「市長査定」が１７、１８日に行われた。秋元市長にとって３期目初の本格的な予算編成となり、冒頭あいさつで「子育て支援や脱炭素社会の実現などの加速化に向けて、重点的に予算配分していきたい」と強調した。予算案は１月下旬以降に発表する予定。

　昨年１２月に公表した６年度予算要求概要をみると一般会計の要求額は、前年度肉付け補正後比１・６％減の１兆２２３９億７３００万円。教育委員会の要望額は７３９億１４００万円で、新規事業に教育ダッシュボードの導入検証や、オンラインを活用した不登校児童生徒の学び支援などを盛り込んだ。

　初日の１７日は、担当者が教育委員会やまちづくり政策局などが予算要求している事業について説明。秋元市長は「アクションプラン２０２３に基づき、つぎの１００年を見据えた予算編成に」と述べた。

　予算案の発表後、２月１４日開会の第１回定例市議会に提出する。

(札幌市 2024-01-19付)