横のつながりを実感　道立図書館と帯広美術館　新採用職員職場訪問　交流も

（道・道教委 2024-03-05付）

道立図書館と帯広美術館新採用職員に係る職場訪問

　【帯広発】道立図書館と道立帯広美術館は２月上旬から、両館を主会場に「所管機関新採用職員に係る職場訪問」を実施した。２月１５日から２日間、両館の新採用職員２人は帯広美術館や十勝教育局を訪問。実務体験や職員との交流を経て「他機関との横のつながりを感じる貴重な機会」と振り返った。

　５年度、道立図書館に西山澄香主事、帯広美術館に鎌田大遙主事が新採用職員として配属された。両館は、新採用職員の不安を解消し、横のつながりを深めようと、昨年５月と１２月にオンラインを活用した意見交換会を実施。

　今回、職務に対する理解を深め、他部局職員等との交流を広げる一助とするために職場訪問を初開催した。

　新採用職員２人は、２月上旬に道立図書館や道立教育研究所および石狩教育局、中旬に帯広美術館および十勝教育局を訪問した。

　１６日、帯広美術館では実務体験などを展開。先輩職員との交流会で、西山主事は「集計業務や金銭を扱う受付業務など、図書館では経験できない接客業務を体験できた」などと振り返った。

　鎌田主事は「展覧会関連事業などでは、普段関わることのない人と出会うことも多く、様々な経験を積むために良い環境で学ぶことができている」と話した。先輩職員からは「電話対応でも顔を知っていると関わりやすく、つながりがあると仕事を進めやすくなる」など、助言やエールが送られた〓写真〓。

　このあとの懇談で、野﨑弘幸館長は「所管機関でしか経験できない仕事もあり、今後の財産になる」「今回出会った人たちと、今後の異動先で再会する場合もある。人とのつながりを大切にしてほしい」と伝えた。

　新採用職員２人は「道研や教育局など他機関との横のつながりを感じる貴重な機会になった」「所管機関に配属されたからこそ、様々な人たちと顔を合わせる機会に恵まれた。つながりを広げ、今後の力にしたい」と話した。　

(道・道教委 2024-03-05付)